🙏彼岸の入り🌅🌅

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2018年03月18日

こんにちは☺副住職の高橋 生行(ショウアン)です🎵
今日はお彼岸の入りですね☺
お彼岸の入りと言う事もあり今日はお彼岸の由来をお伝えしたいと思います😊
お彼岸はインドでも中国でも見られない日本独自の風習です。でも、「お彼岸」と言うのは、紛れもない仏教用語です。サンクリット語の「パーラミター」(波羅密多)の漢訳である「到彼岸」を略した言葉で向こう岸、すなわち仏の世界に至る事を意味しています。

そこでなぜ春と秋の年二回に彼岸の供養するかは、色んな説がありますが極楽浄土は西のはるか彼方にあるとされていて、この春分の日と秋分の日は昼夜の長さが同じ事と真西に太陽が沈む事から真西にあるとされる西方極楽浄土に先祖が行かれるようにと始まったのがお彼岸での供養の由来です。

昔によく「暑さも寒さも彼岸まで」と言われたように季節の節目でもありますからね。

まとめると、今回塔婆に書かして頂いた先祖の名前を真西に沈む春分の日に「どうか西のはるか彼方にある西方極楽浄土に行けてるように。」と願って供養するのが春のお彼岸の意味であると思います。
 
今こうして僕のブログを読んでくれている人達にも大切な人を亡くした人はいると思います。

忘れないでほしいのはブログを見ている「今」も亡くなって行った人が居てくれたからこそ「今」があると思います。
残された僕達にはまだやるべき事が山のようにあります。

散っていった人たちの分まで僕達は生き続けなければいけません。

例え越えれるかわからない壁を前にしても。

どうかお彼岸の中日だけは日々の中で生まれてしまうイライラだったりネガティブな感情は少し避けて「今」こうして亡き人を思える感謝の心を一心に捧げてあげてください。
それが出来れば今まで見つける事が出来なかった「何か」を探せるきっかけになるかもしれません。